「次元の混乱」のプレリリースが終わり、みなさん一息ついてる頃だと思います。
新製品の発売前の時期はどんなネタだしてもみなさんの興味は新製品まっしぐらと思われるので、こういう最新情報を扱わないダメブログは誠に立場がないですな。そんなわけで勝手に不貞腐れて勝手にサボり気味でした。半分ウソです。普通にサボってました。だって寒いんだもん。
さて。
話に聞くところによると、今回のプレリ「も」色々と混乱があったようでなによりであります。
いや、参加者のみなさんにはたまったもんじゃないでしょうけど、私のような半部外者から見るととても楽しいものでありますよ。トーナメントパックからレア1枚なんていうどっからどうみても不良品としか云えないシロモノを掴ませておいて、一体どんな裁定を下して下さるのか、とね。うっかり保障もしくは交換なんてしちゃったら「WoCは1パックあたりのレア枚数を保証している」なんていう判例モドキを作りかねませんし、交換もなにもしなかったらそりゃ当然お客さんから不満はでますって。高いお金払ってプレリに参加して、構築前から大ハンデを背負わされたらそりゃ文句言うでしょうね。
ま、せっかくこんな絶好のネタをご提供いただいたので(某プレリ会場様ありがとうございます)、今回はエラーパックのお話を。
まず大前提を。
結構意外に思われる方もいるかもしれませんが、WoCはパックに入っている各レアリティの枚数を保証していません。レアが入ってないようなエラーパックでも不良品としての交換は不可です。だってレアが入ってることなんて保証してないし。「パックに入ってるカードはランダム」なんですよ。
あ、ちなみに「WoC」はWizards of the Coast社の略で、一般的に「うぉっちー」と発音されます。日本ではこの略称を使うひとはまだ少ないので、友達に一歩差をつけよう! きっと「なにこいつ」って白い目で見られること請け合いだー。(アメリカではプレイヤーもディーラーも普通にこう呼んでるんですよ。だれも「うぃざーず」なんて言いません)
閑話休題。
WoC(うぉっちー)がパックに入ってるレア・アンコモン・コモンの枚数を、製品の仕様として保証していないというのは事実です。本来あってはいけないことですが、マジックはその発行枚数の多さもあって、かなりの量のエラーパックも生産してしまってます。代表的なのに「レア無しパック」がありますが、その他に私が自分で確認したもので以下のようなものがあります。
・15枚全部がフォイル
・アンコモン・スロットが全部レア
・アンコモン・スロットがそもそも封入されてない(12枚パック)
・コモン・スロットがそもそも封入されていない(驚きの4枚パック)
あと「15枚全部レア」とかもよく聞きますね。残念ながらまだ見たことありませんが。
私が自分で購入したものの中で一番キツかったのは、イタリア語レジェンドのレア無しパックかな? イタリア語のレジェンドは実はレア1、アンコモン4、コモン11の16枚入りパック(レジェンド解説カードの代わりにアンコモンが入っている)んですが、これが15枚しか入っておらず、よく見たらレアがない。…まあエラーは仕方がないことなのでそれ自体は諦めるしかないんですが、納得がいかないのはそれを買った店がそのイタリア語レジェンドをBOXを開封した形で売っていたこと。通常こういう封入エラーはBOX単位で起こりますので、おそらくその店で売った同じBOXからでたパックは全てエラーだったはず。他の全ての客が気付かなかったのか、それともクレームが来てもそのまま何食わぬ顔でエラーを売り続けたのか。
…まあ、帰り際にさらりと「エラーだったよ」と報告したら、かなりムキになって「そんなことはありません!」と言い張ってたので、きっと気付いてそのまま売ってたんでしょうね。そんな商売してるから客も信用も会社もなくすんですよ、某水道橋にあったBagってハニーなお店さん。
…ま、そんな昔の個人的な話は置いておいて。
エラーパックというのは、稀にとんでもないお宝も授けてくれるのですが、たいていの場合は客に結構な被害をもたらします。小遣いをはたいて買った1ボックスが丸々エラーだったりしたら、泣くに泣けないでしょう。しかもそんな場合にも、タカラもWoCも何も保証はしてくれません。ある程度経験を積んだプレイヤーがパックを開けるときなんてレアだけが目当てと言っても全く過言ではないと思うのですが、それでも彼らは「レアなしパック」について保証は行いません。
「事実確認が困難」というのがもちろん大きな理由なのでしょうが、それでもやはりどうにかならないものかと祈らずにはいられません。そろそろいい加減こんな初歩的なエラーはなくしてもらいたいものです。切に。
ちなみに、プレリで大規模なエラー騒ぎがあったのは今回が初めてではありません。
某セット(ネメシスだったかなあ? ちょっと記憶が不鮮明なので、フォローできる方いたらお願いします)(「プロフェシー」でした。あのクソセットでございます。ホント、どこまでダメな子なんでしょう!)のプレリリース・トーナメントではパックに入ってるカードが中国語版であったという、あまりにも腰砕けな事件もありました。私は当時トーナメントに併設されていたディーラー・テーブルのあたりでのほほんとしてたのですが、ジャッジの「パックを開封してください」の合図とともに、普通なら歓声やらため息やらが聞こえるタイミングで、いきなり会場全体が大爆笑に包まれ、非常に困惑したのを覚えてます。そりゃ中国語版がでたら笑うわ。なお全部が中国語ではなく、たしかアンコモンスロットが中国語だったと記憶してます。それはそれで不思議ですが。
ちなみにその後しばらくは、そのセットのパックは一般のテンポでも全て開封済み&オフィシャルの封印シールで再封されて販売されてました。当然、みんな買うのに二の足でした。そりゃ開封済みパックなんて、それがたとえ正規の人間がチェックしたものだとしても買いたくないわな(しかも当時の代理店は、全てにおいて悪名高い某HJでしたし)。
まあ。
エラーパックはプレイヤー&販売者の両者において、害しかないという話でした。
某FB社とか某HJ社については、そのうちまたなんか暴露しますよ。あのへんはホント黒い。
新製品の発売前の時期はどんなネタだしてもみなさんの興味は新製品まっしぐらと思われるので、こういう最新情報を扱わないダメブログは誠に立場がないですな。そんなわけで勝手に不貞腐れて勝手にサボり気味でした。半分ウソです。普通にサボってました。だって寒いんだもん。
さて。
話に聞くところによると、今回のプレリ「も」色々と混乱があったようでなによりであります。
いや、参加者のみなさんにはたまったもんじゃないでしょうけど、私のような半部外者から見るととても楽しいものでありますよ。トーナメントパックからレア1枚なんていうどっからどうみても不良品としか云えないシロモノを掴ませておいて、一体どんな裁定を下して下さるのか、とね。うっかり保障もしくは交換なんてしちゃったら「WoCは1パックあたりのレア枚数を保証している」なんていう判例モドキを作りかねませんし、交換もなにもしなかったらそりゃ当然お客さんから不満はでますって。高いお金払ってプレリに参加して、構築前から大ハンデを背負わされたらそりゃ文句言うでしょうね。
ま、せっかくこんな絶好のネタをご提供いただいたので(某プレリ会場様ありがとうございます)、今回はエラーパックのお話を。
まず大前提を。
結構意外に思われる方もいるかもしれませんが、WoCはパックに入っている各レアリティの枚数を保証していません。レアが入ってないようなエラーパックでも不良品としての交換は不可です。だってレアが入ってることなんて保証してないし。「パックに入ってるカードはランダム」なんですよ。
あ、ちなみに「WoC」はWizards of the Coast社の略で、一般的に「うぉっちー」と発音されます。日本ではこの略称を使うひとはまだ少ないので、友達に一歩差をつけよう! きっと「なにこいつ」って白い目で見られること請け合いだー。(アメリカではプレイヤーもディーラーも普通にこう呼んでるんですよ。だれも「うぃざーず」なんて言いません)
閑話休題。
WoC(うぉっちー)がパックに入ってるレア・アンコモン・コモンの枚数を、製品の仕様として保証していないというのは事実です。本来あってはいけないことですが、マジックはその発行枚数の多さもあって、かなりの量のエラーパックも生産してしまってます。代表的なのに「レア無しパック」がありますが、その他に私が自分で確認したもので以下のようなものがあります。
・15枚全部がフォイル
・アンコモン・スロットが全部レア
・アンコモン・スロットがそもそも封入されてない(12枚パック)
・コモン・スロットがそもそも封入されていない(驚きの4枚パック)
あと「15枚全部レア」とかもよく聞きますね。残念ながらまだ見たことありませんが。
私が自分で購入したものの中で一番キツかったのは、イタリア語レジェンドのレア無しパックかな? イタリア語のレジェンドは実はレア1、アンコモン4、コモン11の16枚入りパック(レジェンド解説カードの代わりにアンコモンが入っている)んですが、これが15枚しか入っておらず、よく見たらレアがない。…まあエラーは仕方がないことなのでそれ自体は諦めるしかないんですが、納得がいかないのはそれを買った店がそのイタリア語レジェンドをBOXを開封した形で売っていたこと。通常こういう封入エラーはBOX単位で起こりますので、おそらくその店で売った同じBOXからでたパックは全てエラーだったはず。他の全ての客が気付かなかったのか、それともクレームが来てもそのまま何食わぬ顔でエラーを売り続けたのか。
…まあ、帰り際にさらりと「エラーだったよ」と報告したら、かなりムキになって「そんなことはありません!」と言い張ってたので、きっと気付いてそのまま売ってたんでしょうね。そんな商売してるから客も信用も会社もなくすんですよ、某水道橋にあったBagってハニーなお店さん。
…ま、そんな昔の個人的な話は置いておいて。
エラーパックというのは、稀にとんでもないお宝も授けてくれるのですが、たいていの場合は客に結構な被害をもたらします。小遣いをはたいて買った1ボックスが丸々エラーだったりしたら、泣くに泣けないでしょう。しかもそんな場合にも、タカラもWoCも何も保証はしてくれません。ある程度経験を積んだプレイヤーがパックを開けるときなんてレアだけが目当てと言っても全く過言ではないと思うのですが、それでも彼らは「レアなしパック」について保証は行いません。
「事実確認が困難」というのがもちろん大きな理由なのでしょうが、それでもやはりどうにかならないものかと祈らずにはいられません。そろそろいい加減こんな初歩的なエラーはなくしてもらいたいものです。切に。
ちなみに、プレリで大規模なエラー騒ぎがあったのは今回が初めてではありません。
某セット
ちなみにその後しばらくは、そのセットのパックは一般のテンポでも全て開封済み&オフィシャルの封印シールで再封されて販売されてました。当然、みんな買うのに二の足でした。そりゃ開封済みパックなんて、それがたとえ正規の人間がチェックしたものだとしても買いたくないわな(しかも当時の代理店は、全てにおいて悪名高い某HJでしたし)。
まあ。
エラーパックはプレイヤー&販売者の両者において、害しかないという話でした。
某FB社とか某HJ社については、そのうちまたなんか暴露しますよ。あのへんはホント黒い。
コメント
他のカードゲームでもレアの枚数を保障してないって話は聞きますね。
バンダイのガンダムウォーではスターターにマジックと同じく普通ならレアが3枚入っているんですが、公式では何枚入っているか決まっていないってされてるみたいです。
情報ありがとうございます!
プロフェシーでしたか。言われてみればそんな記憶もあります。池袋のサンシャインシティのプレリ会場で中文だったのは間違いないので、時期的にもたぶんプロフェシーですね。さっそく修正させていただきます。感謝。
>クーロンさん
結局のところ、それだけ封入エラーが多いということなのかもしれませんね。あとヘタに保証してしまうと「入ってない」というウソクレームも増えそうですし。
まだまだこの業界は未成熟なんだなぁ、と感じさせられます。
零さんの見たことない「15枚全部レア」なんですが
自分は「ウルザズレガシー」で見ました
8ドラをしたときのたしか3パック目で
あけた本人が爆笑してその場にいた全員で爆笑してましたよ
ラッシュウッドの精霊が一番ましというなんとも微妙なものでしたが。
自分もエラーパックを開けたことがあります、ウルザズレガシー開けたら《役畜》と《スランのレンズ》のレアが2枚入っててパックにカードが16枚入ってました。
後、友人とドラフトやってたらスカージのパックからアリーナトーナメントの景品?(詳しくはわからないんですが)の《エルフの逸脱者》(FNMの景品みたいな感じでフォイルカードでテキスト欄に光る文字がかいてあるやつ)が入ってたことがあります。
まあもう何年も前の話ですから噂程度の話として聞き流していただければ幸いです。
あとは中国語のブースターから英語版Foilが出てきたこともありました。
マホウフウウンカイか万智牌のどちらかは忘れたのですがなんだったのでしょうかね
コモン11枚が5種×2+1種×1になってました
使えるカードは《ネクロマンシー》ぐらいという微妙さでしたが。
《ゴブリンの司令官》と《マスティコア》でしたね。コモンスロットが一枚減っていたと思います
>
中国語版のFoilが発行されていないので、代わりに英語版Foilを入れているという話を聞いたことがあります。今もそうなのかはわかりませんけど。
つい最近、中国語版《Wit’s End/機知の終わり》のFoil(よりにもよって…)を引いてしまったので、少なくともDissension以降はあるはずです。
しかし封入している袋が違ったのでもしかしたらお店がであけてたのかなと思いました。
もうそのお店では2度とスターターは買いませんw
長くマジックをやっていると、やはりいろいろ引いちゃうもんなんですね。
>レア15枚
けっこうあるようですね。
ちょっと驚きです。
>レア2枚
あ、これは私もありました。どっちもゴミでしたが、ちょっと嬉しい気分でした。私の時も16枚パックだった記憶があります。
>パックからアリーナの景品
レガシー発売当時に「パックにフォイルのライトニングボルトが入ってる」という噂が流れ、みんなでムキになって剥いてた記憶があります。実際に出たという話も聞きましたが、真偽は定かじゃないです。
でも同じ工場でカードを作ってるのですから、ありえない話しじゃないですね。
>レア1、アンコモン13、コモン1
これが今回の情報で一番面白かったです。
いったいどういうエラーだとこんな配分になるんだろう…
コモンが1入ってるのが大変いい味だしてますねー
>中国語Foil
初期の中国語パックにはたしかに英語版フォイルが封入されてました。たしか万智牌のほうだった気がします。
たしか1〜2エキスパンション後にはちゃんと中国語版が入るようになったと記憶してます。
>スターターの封入してる袋
実は何種類かありますね。
ぴっちりとした袋で角がきちんと折りたたまれてるパターン、比較的ゆったりとした袋で縁の部分がギザギザになっているパターンなど。
どっちもちゃんとオフィシャルなものですが、まあ疑わしい店では買わないというのもアリかと思います。実際に詰め替えをしてた店があるという噂はそこらじゅうにありますし。
Visionsはコモンが各色12、アーティファクトが2で計62なのですが、これを倍にすると124。ご存知の通り(今はわかりませんが)当時のシートは11x11の121だったので3枚分足りません。
そのため、あぶれた3枚のカードが別枠で封入されていました。R1,U3,C10+1ってことですね。(全てがこのパターンか、R1,U3,C11のパターンもあったかのは記憶が曖昧です)
おそらくそれがコモン1の正体かと思います。
当時それほど情報は出回ってなかったので確証はないのですが、仲間内で検証したところWarthog、Python、Infantry Veteranがそれだったと記憶しています(最後だけちょっと自信なし)
タイムスパイラルでもないのに、レアホイル+レアというパックがドラフトしてるときに3パックくらい出た記憶があります。
・・・きまって《認可の光/Light of Sanction(RAV)》が出てくるのは仕様ですかそうですか。
エラーといえば、プロフェシーのパック15枚が
全部フォイルだったことがありました。
ミラディンのスターターも、レアが2枚とか6枚とか、
変な枚数のパックが結構あったらしいですね。
1BOX買ったら、レアx1アンコx14というアンコパックx36のアンコBOXでした。
なるほどー!!
大変貴重な情報をありがとうございます。
いやはや、こんな話が聞けただけでblogを書いてた甲斐があったと思います。それなら確かに納得できます。
「C10+1」というのは本当に目からウロコでした。
>レア2
タイムスパイラル以降、フォイルが「通常カードのレアリティが置き換わる」じゃなくて「コモンが1枚減る」になっちゃったのはナゼなんでしょうね? やっぱりその方がラクなのかなあ。
個人的にはレア2はランダム性が強すぎると思うんですよ。でも2枚ともレアだったときに限って紙レアというのは心から同意いたします、はい。
>ミラディンのスターター
あ、それは初耳でした。日本で多かったのかな?
いま思い出したのですが、大昔のシールド戦(追加土地5枚までの時代)で「土地」が全てコモンだったという、もうホントにどうしていいのかわかんないエラーがあったという話しを聞きました。その時は無事に新品スターター(当時だからスターターっす)と交換されたみたいですが。
その場で、コレクターから買いたいって話も出ましたが、主催者が販売店に交換してもらうと引き上げたので、あとは、どうなったか知りません。