アーティスト特集・第2段。
今回は「いたずら」特集です。アーティストが仕掛けた数々のいたずらをご紹介。

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Uktabi Orangutan / ウークタビー・オランウータン
[ヴィジョンズ & 第六版]


まぁ、ひとことで言うと「ナニをヤってるんだ」ってとこでしょう。
有名すぎるくらい有名なイラストなので、今更このblogで紹介することもないのですが、まあ「イラストに仕掛けられた悪戯」を紹介するうえで、コレを外せないのも事実。

http://resources.wizards.com/Magic/Cards/6E/en-us/Card14690.jpg

イラストに描かれているこの赤毛のサルは、そのCIP(Comes into play)効果の優秀さで大変人気な働き者なのですが……イラスト右側に保護色っぽい色でさりげなく描かれている2匹のサルは、ナニがどっかにinしてるplayをしてて、oh coming!な状態です。(わかるヒトだけ分かってください)

ちなみに海外でのこのカードの愛称は、そのまんま「セッ○スモンキー」です。

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Chaos Lord
[アイスエイジ]


…ま、このカードの効果をすらすらいえる人なんてまず居ないでしょう。
各プレイヤーのアップキープ時に場にあるパーマネントの数を数え、それが「偶数」なら、コントロールを移動するという、もうどうしたらいいのかわかんないカードです。「先制攻撃、速攻」持ちなのですが、場に出たときは「速攻」を失うという、ホントに途方に暮れる有様。

http://resources.wizards.com/Magic/Cards/IA/en-us/Card2614.jpg

で、イタズラはこの裏切り者のロードが持っている盾に彫ってある文字。
このなにやら角ばった文字はルーン文字で、書いてある文章は「I am really mean(俺ってホントに卑怯者)」。

オンライン辞書wikipediaに、このルーン文字の読み方が書いてありますので、ヒマでヒマでたまんないGWを送ってるひきこもりの方は、読んでみるのもいいんじゃないかと思うの。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%B3%E6%96%87%E5%AD%97

ちなみに私は「really」の部分がどーしても読めませんでした。
ここの部分、私が聞いた元ネタが間違ってる可能性もあるので、もしちゃんと読めちゃったヒマ(中略)方が居ましたら、教えてくれてもいいんじゃないかなと思うの。

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Phil & Kaja Foglio
[大量のカード]

マジックを始めたばかりのときには「なんだこのてきとーなイラストは」と思い、しかし遊んでるうちになんだか馴染んでくるFoglio夫妻のイラスト。ここ最近のエキスパンションは、どうも写実的なイラストに偏りっぱなしなので、彼らがかくほんのりテイストのイラストが新セットに入ってると、なんだかちょっと安心するほどです。

で、彼らの描くイラストは……もう、イタズラだらけ。

2人で100枚以上のイラストを描いてるため、とても全部は紹介できませんが、有名なものをあげるだけでもこんなのが。

http://resources.wizards.com/Magic/Cards/MI/en-us/Card3241.jpg
宝の山にダルマが…

http://resources.wizards.com/Magic/Cards/LE/en-us/Card1481.jpg
トランプのハートのAを隠し持ってます

http://resources.wizards.com/Magic/Cards/PO/en-us/Card4385.jpg
なぜこんなところにジョルレイルが?

http://resources.wizards.com/Magic/Cards/UG/en-us/Card9894.jpg
持っている華はBlack Lotus。渡している本には…

http://resources.wizards.com/Magic/Cards/FE/en-us/Card1949.jpg
ラノワールのエルフは有名ですが、良く見ると体はJedit Ojamenで、腕はUthden Trollで…

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【おまけ】

http://resources.wizards.com/Magic/Cards/OD/en-us/Card29977.jpg

別にコレは悪戯ではないでしょうが、個人的にお気に入りのイラストです。
「赤」にとっての神器とも言えるカードが、いろいろ描かれてます。
ボガーダンあたりは、ちょっと分かりにくいですけどね。

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気がついたら、もう土曜日になってました。
GWだからってサボりすぎちゃダメですね。反省。

来週はちゃんと、週の半ばに更新予定。

コメント

nophoto
ニックネーム無し
2007年5月5日10:36

>オランウータン
フレイバーテキストにイラストのヒントがあるんですよね

丹依悠。
丹依悠。
2007年5月5日12:14

>土地の寄進
一応、それがジョルレイルという確証はないようです。
《魂の絆》(LE)もジョルレイルではないようですし、ザルファーの女性は
大体このような民族衣装だと思われます。
逆に、Foglio夫妻の描いたこの人物を元に、後からミラージュで
「ジョルレイル」という風にした説が強いそうです。
ただし、5版の《魂の絆》では、ジョルレイルとして扱われています。
また、ポータルは世界背景が不定なので、本当にザルファーを描いた
可能性も否定できないんですよね。

>Double Take
銀枠に突っ込み入れるとキリないですねw

.

nophoto
ぱお
2007年5月5日13:09

アルファベットに写すと reale、リアル・イーでリアリー なんじゃないかと思います。

nophoto
ニックネーム無し
2007年5月5日21:14

細かい所ですがchaos lordが失うのは「速攻」

ゴリアテの英雄、やすす
やすす
2007年5月5日22:08

>>セッ●スモンキー

アッー!

零
2007年5月11日15:50

>フレイバーテキスト
お、ほんとだ。これは知りませんでした。
楽しい情報を感謝です。

>土地の寄進
たしかに「魂の絆」がジョルレイルだというのも、ミラージュ時代に後付されたものらしいですし、確証というのは難しいですよね。ただイラストレーターのいままでの小ネタの数々を見ると、まぁ半ばワザとやったんだろうな、とは思わされます。
個人的に大ファンですね。Foglio夫妻のイラストは。

>Reale
あ、なるほど。
ルーン文字には「Y」に当たる文字がないのでどうなのかと思ってたのですが、これでナゾが解けました。いやぁ、こういう貴重な情報を得られるというダケでも、こんなblog書いてる甲斐があるというものです。感謝感謝。

>「速攻」
うわっ、すぐに修正します。ご指摘感謝!

>アッー
……たしかに、あの猿どもがソレである可能性も無くはないですが……考えたくないなあw
零

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