ヤっちゃったイラストたち
2007年5月11日コメント (2)アーティスト特集・第3段。
今回は「ヤっちゃったイラスト」特集です。
アーティスト本人に悪気はなく、極めてマジメに描いたのに「えー、これは……」となってしまったイラスト。前回のイタズラ特集とは好対照ですね。
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Voidmage Prodigy / 非凡な虚空魔道士
[オンスロート & DCIプロモカード]
まずは軽いジャブ。
インビテーショナル・トーナメントで優勝したカイ・ブッディのカードです。有名ですね。
http://resources.wizards.com/Magic/Cards/ONS/en-us/Card40101.jpg
なにが問題かというと、まあ一言で言うと「ヒドい」。
やたらデブだわ、ヘンなポーズだわ、顔だけが妙に写実的で浮きまくりだわ。さすがにこれはカイ本人からはもちろん、世界中のファンからもブーイングだったようです。
ま、でもこれはアーティストが悪いともいえないイラストなんです。
もともとこのイラストは、完成済みのイラストでした。カイの顔ではなく別の顔で。それを急遽インビテーショナルカードとして「顔だけ」差し替えることになったため、上記のような非難が集まる自体に。そりゃ合ってなくて当たり前なんです。だってもともと違う顔だったんだし。
http://resources.wizards.com/Magic/Cards/TSB/en-us/Card108811.jpg
結果的にこのカードは、のちにプロモカードとして、イラスト違いで配布されました。普通、新しいエキスパンションのカード(特に「レア」カードは)数年経たないとプロモでは再版されないのですが、異例中の異例といえるほどのスピードで。そして皆さんもご存知の『Time Spiral/時のらせん』では、過去のオリジナルイラストの存在などまるで無かった事のように、プロモ版のイラストで再登場しています。
かわいそうなのは、黒歴史にされちゃったオリジナルイラストと、そのアーティストさん。
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Living Wall
[第一般〜リバイズド]
ジャブの次は小ネタです。
あんまり面白くないけど、まぁコレを紹介せずに「ヤっちゃったイラスト」は話が進まないし。
http://resources.wizards.com/Magic/Cards/1E/en-us/Card29.jpg
えっと、コレについてはイラストを見て各人でご判断いただくしかないのですが……ま、見る人が見れる「ヤバイ」と感じるらしいのですよ。このイラストが。
ちなみに私はどうとも感じませんでしたし、ほかの一般人の方も大抵はそうでしょう。よほど穿った見方をしないと平気だとは思うのですが……しかしこのイラストが検閲を食らったというのは、まぎれもない事実であったりします。
見る人が見れば、そう見えるらしいのです。
このイラストが……まぁ人間の一部で、普段はあまり人に晒さない部分であり、ちょっと性的好奇心が旺盛な人なら試しちゃうこともあるかもしれないという部分です。ぶっちゃけていうと括約筋?
…見えるのかよ、ホントに…
アメリカ人がたまによくわかりません。でも検閲されるくらいだから、見えるんだろネー。
アーティストも災難だ(あ、またアンソン氏ですね。前回から大人気だ)
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Keeper of the Mind
[エクソダス]
ヤっちゃったイラストの代表格ですね。
あまりにもヤっちゃい具合が凄すぎて、アングルードでネタにされてるほどのやんちゃイラストです。
http://resources.wizards.com/Magic/Cards/EX/en-us/Card6064.jpg
普通にみる限りでは「ナニが問題なんだ?」という感じでしょう。
実はこのカードのイラスト、トリミングされています。本当はもっと大きなイラストなんですが、一部だけがカードイラストになっています。理由? ヤバいからです。
このカードのオリジナルのイラストは……まぁなんて言うんでしょう。
言葉にしていうのなら「露出度の高いローブを着た女魔術師が、M字開脚のようなポーズで生足をさらけ出し、さらに左手はビミョーに股間の位置」という、なんともどうしようもない程に扱いに困るシロモノでした。断っておきますが、言葉にすると確かにこうなるのではありますが、そこにエロティックさは殆どありません。ただただ、ポーズがそうなっているというだけであり、普通にマジメなイラストなんです。ポーズ以外は。
WoCも扱いに困ったのでしょう。そんな深読みでボツにするわけにも行かないし。
最終的にこのイラストは「脚をすべて消され、さらに上半身だけのトリミング」という形でカードになりました。
この下半身部分に興味がある方は、アングルードの「Censorship」というカード(日本語に訳すと『検閲』)を、目を凝らして見るといいです。
http://resources.wizards.com/Magic/Cards/UG/en-us/Card9747.jpg
なんとなく見えてくるでしょう。
検閲前のオリジナルイラストが。
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マジックのイラストは、結構な頻度で「アーティストが仕上げた後」に、WoCの手によって修正や改変がされています。その殆どはアーティストにも無断で行われるため、それに憤りを覚えるアーティストも少なくないとか。
修正・改変が行われる理由はさまざまですが、「中国市場向けによろしくない髑髏を消す」と言ったダレもが納得できるようなものから、「なんかイメージが違う(とWoCが思った)」と言うアーティスト激怒な理由まであります。ま、これはまた別の機会に。
Keeper of the Mindのイラストについては、アーティスト経由でオリジナルのイラストを入手しております。次回の更新の時に公開しますので、わくわくしながら待っててくれれば幸いです。
そのイラスト見て、「これはヤバイな」と思うか「なんでコレが?」と思うかはアナタ次第ですが、WoC的にはアウトらしいのですよ。WoCは想像力が豊かすぎるんじゃないかと、たまに思うこの頃です。
今回は「ヤっちゃったイラスト」特集です。
アーティスト本人に悪気はなく、極めてマジメに描いたのに「えー、これは……」となってしまったイラスト。前回のイタズラ特集とは好対照ですね。
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Voidmage Prodigy / 非凡な虚空魔道士
[オンスロート & DCIプロモカード]
まずは軽いジャブ。
インビテーショナル・トーナメントで優勝したカイ・ブッディのカードです。有名ですね。
http://resources.wizards.com/Magic/Cards/ONS/en-us/Card40101.jpg
なにが問題かというと、まあ一言で言うと「ヒドい」。
やたらデブだわ、ヘンなポーズだわ、顔だけが妙に写実的で浮きまくりだわ。さすがにこれはカイ本人からはもちろん、世界中のファンからもブーイングだったようです。
ま、でもこれはアーティストが悪いともいえないイラストなんです。
もともとこのイラストは、完成済みのイラストでした。カイの顔ではなく別の顔で。それを急遽インビテーショナルカードとして「顔だけ」差し替えることになったため、上記のような非難が集まる自体に。そりゃ合ってなくて当たり前なんです。だってもともと違う顔だったんだし。
http://resources.wizards.com/Magic/Cards/TSB/en-us/Card108811.jpg
結果的にこのカードは、のちにプロモカードとして、イラスト違いで配布されました。普通、新しいエキスパンションのカード(特に「レア」カードは)数年経たないとプロモでは再版されないのですが、異例中の異例といえるほどのスピードで。そして皆さんもご存知の『Time Spiral/時のらせん』では、過去のオリジナルイラストの存在などまるで無かった事のように、プロモ版のイラストで再登場しています。
かわいそうなのは、黒歴史にされちゃったオリジナルイラストと、そのアーティストさん。
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Living Wall
[第一般〜リバイズド]
ジャブの次は小ネタです。
あんまり面白くないけど、まぁコレを紹介せずに「ヤっちゃったイラスト」は話が進まないし。
http://resources.wizards.com/Magic/Cards/1E/en-us/Card29.jpg
えっと、コレについてはイラストを見て各人でご判断いただくしかないのですが……ま、見る人が見れる「ヤバイ」と感じるらしいのですよ。このイラストが。
ちなみに私はどうとも感じませんでしたし、ほかの一般人の方も大抵はそうでしょう。よほど穿った見方をしないと平気だとは思うのですが……しかしこのイラストが検閲を食らったというのは、まぎれもない事実であったりします。
見る人が見れば、そう見えるらしいのです。
このイラストが……まぁ人間の一部で、普段はあまり人に晒さない部分であり、ちょっと性的好奇心が旺盛な人なら試しちゃうこともあるかもしれないという部分です。ぶっちゃけていうと括約筋?
…見えるのかよ、ホントに…
アメリカ人がたまによくわかりません。でも検閲されるくらいだから、見えるんだろネー。
アーティストも災難だ(あ、またアンソン氏ですね。前回から大人気だ)
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Keeper of the Mind
[エクソダス]
ヤっちゃったイラストの代表格ですね。
あまりにもヤっちゃい具合が凄すぎて、アングルードでネタにされてるほどのやんちゃイラストです。
http://resources.wizards.com/Magic/Cards/EX/en-us/Card6064.jpg
普通にみる限りでは「ナニが問題なんだ?」という感じでしょう。
実はこのカードのイラスト、トリミングされています。本当はもっと大きなイラストなんですが、一部だけがカードイラストになっています。理由? ヤバいからです。
このカードのオリジナルのイラストは……まぁなんて言うんでしょう。
言葉にしていうのなら「露出度の高いローブを着た女魔術師が、M字開脚のようなポーズで生足をさらけ出し、さらに左手はビミョーに股間の位置」という、なんともどうしようもない程に扱いに困るシロモノでした。断っておきますが、言葉にすると確かにこうなるのではありますが、そこにエロティックさは殆どありません。ただただ、ポーズがそうなっているというだけであり、普通にマジメなイラストなんです。ポーズ以外は。
WoCも扱いに困ったのでしょう。そんな深読みでボツにするわけにも行かないし。
最終的にこのイラストは「脚をすべて消され、さらに上半身だけのトリミング」という形でカードになりました。
この下半身部分に興味がある方は、アングルードの「Censorship」というカード(日本語に訳すと『検閲』)を、目を凝らして見るといいです。
http://resources.wizards.com/Magic/Cards/UG/en-us/Card9747.jpg
なんとなく見えてくるでしょう。
検閲前のオリジナルイラストが。
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マジックのイラストは、結構な頻度で「アーティストが仕上げた後」に、WoCの手によって修正や改変がされています。その殆どはアーティストにも無断で行われるため、それに憤りを覚えるアーティストも少なくないとか。
修正・改変が行われる理由はさまざまですが、「中国市場向けによろしくない髑髏を消す」と言ったダレもが納得できるようなものから、「なんかイメージが違う(とWoCが思った)」と言うアーティスト激怒な理由まであります。ま、これはまた別の機会に。
Keeper of the Mindのイラストについては、アーティスト経由でオリジナルのイラストを入手しております。次回の更新の時に公開しますので、わくわくしながら待っててくれれば幸いです。
そのイラスト見て、「これはヤバイな」と思うか「なんでコレが?」と思うかはアナタ次第ですが、WoC的にはアウトらしいのですよ。WoCは想像力が豊かすぎるんじゃないかと、たまに思うこの頃です。
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